COLUMN
家のプロが教える豆知識

修理費の項目「足場代」必要?不要?

2017.12.19

外壁のリフォームや屋根の修理の見積りをとると、必ず項目に入ってくる「足場」の費用。
あまり馴染みのない「足場」の費用に、こんなのいるの?と思ってしまいがちですが、とっても重要なんです。

まず足場とは、建築工事などの際高いところで作業を行う人の足がかりのために、仮設で組立てた構造物のことを指します。
皆さんも、工事現場などで見かけたことがあると思いますが、一時的な使用がほとんどなので、パイプや鋼管・丸太などで枠を組み立てて仮設しています。

では、そもそもなぜ足場が必要なのかご存知ですか?

職人の安全管理

屋根の修理や外壁の補修の際、高所で作業を行う職人の安全を守る目的があります。
足場を組まずに、万が一現場で事故が起きてしまった場合、施工を依頼したお客様にも進行の遅れや精神的な負担などが生じます。
また2m以上の高所で作業をする場合、労働安全衛生法で足場の組み立て等の安全対策が義務づけられているのです。

施工の品質保持

適切な足場を設置しないと、落ち着いて丁寧な作業も難しいので塗装のムラなど、出来上がりの品質が違ってきてしまいます。

近隣への配慮

通常、近隣の建物への塗料の飛散を防ぐため、飛散防止ネットを張りますが、足場の上から張るものですのでこれも足場がないと張れません。
近隣の方とのトラブルを避けるためにも足場はとても大切なのです。

この3つが足場の必要な大きな理由です。
職人さんの安全と近隣に配慮した大切な「足場」、工事依頼の際にきちんと項目に入っていることを確認してみてください。

また、屋根と外壁など複数の箇所のリフォームを考えている場合、まとめてリフォームしてしまった方が足場を一緒に組めるので別々にするよりコストが抑えられます。気になったら業者さんに相談してみましょう。

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